Citroën DS23IE


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以前の愛車 Citroën DS 23 Pallas injection electronique 1973 と オランダで見かけたCitroën

Citroënは、1955年10月4日フランス最大のモーター・ショーであるパリ・サロンでCitroën DS19を発表した。
当時、このDS19の先進的なスタイルと独創的なメカニズムは「20年進んだ車」と言われ、まるで未来からやって来た乗り物のように報道された。
DSの独創的なメカニズムの代表的な物として「ハイドロニューマチック・システム(Hydropneumatic System)」があるが、これは油圧ポンプから送り出されるオイルの圧力により、サスペンション、ギヤボックス、ステアリング、ブレーキを制御する画期的なシステムであった。そのシステムにより制御されたサスペンションはハイドロニューマティック・サスペンション(hydro=水、pneumatique=空気)と呼ばれ、その後のCitroënのしなやかな乗りごごちを作り出した。その足回りで重要な役割をするスフェアと呼ばれる物は、ソフトボールほどの大きさの中空の球に窒素ガスとオイルを収め、その圧力のコントロールだけで車体の姿勢を制御し、快適な乗り心地を実現していた。エンジンを切りしばらくすると、お座りした(車高を維持していたオイルが抜け地面に張り付いた)DSができ上がる。
4速のギアはやはり油圧により実現された半自動変速機が付き、ペダルはアクセル、ブレーキ、踏み込み式のパーキングブレーキとなる。クラッチが無い“半”オートマの様な物であるが、オートマ免許で乗れるということである。ブレーキの形状は特殊で、椎茸の傘のようなモノを踏む。ただ、その形状や仕組みから想像されるような特殊なフィーリングかというとそんなことは無く、普通の車として運転することが可能である。初期の型でない、いわゆるDSとしてイメージされる事の多い、ライトがボディー内に収められたDS23など「猫眼」型と呼ばれるものは、車体のピッチングに連動し光軸を水平に保ち、さらに内側2灯はステアリングを切ると連動して左右にライトを振り進行方向を照らす仕組みが備わっていた。
このように、当時であれ現在であれ特殊に思えるこの車が、実は生産終了の1975年まで約145万台以上送り出され、当たり前のように街を走っていたのである。そしてDSはカーオブザセンチュリー(全世界の自動車評論家・雑誌編集者達により選考された、20世紀の名車ランキング)において、1位:T型フォード、2位:ミニに続き3位という評価を受けた。極めて強烈にオリジナルとしての存在を見せつけ、一つの景色すらも創り出す特別な存在の車である。最近の日本でのTVCMですら未だに登場する、使いたくなる車でもあるようだ。

DSC00141a.jpgDSC00141a.jpg二岡神社にて

DSC00145.jpgこの長いボンネットは、アルミ製。さらにルーフはFRP

PC180084_1.jpg日陰で休憩

DSC00146.JPG記念撮影

DSC00143.jpgテールに映り込む、空と樹木

P1010050_2.jpg太平洋を望む海岸沿い

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CIMG7136.jpgHさんの秘密基地にて

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PC180021.JPG富士山を目指して

PC180079.jpg富士山のふもとにて休憩

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CIMG7128.jpg4速、90km、2500回転

PC180087_1.JPG富士山を後に

P1010044_2.JPGえがおいっぱい

P1010049.JPG駐車場ではかなりはみ出す、長いホイルベース

CIMG7140.JPG細いAピラー

CIMG0388.JPG地べたに張り付いた車体

P1010050_1.jpg23IEのエンブレム

CIMG7191.JPG特徴あるバックショット

CIMG7110.jpg1本フレームのステアリング。 直進ポジション。衝突時ドライバーを車外に出さない仕組み

P1010008_6.jpg4速、80km、2300回転

CIMG7094.jpg金属のドアハンドル。持ちやすいデザイン

CIMG7097.jpg純正オプションのヘッドレスト

DSC01244.JPGリアシートとスピーカー

CIMG7075.JPGチューブ式ラジアルタイヤ

P6260007_1.jpgバンパー下のバックライト

CIMG7102.JPG純正スピーカー

CIMG7115.jpg航空機のようなシートベルトの留め部分

CIMG7104.JPGエンジンの熱で基本は温風

CIMG7080.JPG開けても、後方視界を遮らないトランクパネル

P6260010_1.jpgエアー抜きの作業中

P6260005.jpgパワーを期待のOPTIMAバッテリー

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P6260001_1.JPGフロントに配置されたスペアータイヤ

DSC00474.jpgリアウインドの角度に合わせた手作りスピーカ

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tukemono.jpgスピーカ本体となった壺

PC190008.jpg革張り手作りキャビネットにDENON組み込み